その一瞬を記録するために動画を!でも撮れた動画がスローモーションになっている。どうしよう。。。
という経験はありませんか?
動画撮影モードの1つにスローモーション撮影というものがありますが、通常モードのすぐ隣にボタンがあり、気づかずに押したまま撮影する可能性があります。
わたしも愛用している『OSMO Pocket』は、それ単体では画面がすごく小さく、スローモーションになっていることに気がつきにくいです。
スマホと接続する場合は大きな画面になるのですが、何度かOSMOさん本体のみの撮影で、意図せぬスローモーション撮影をしたことがあります。。。
がっかりしたままでは終われない!ということで、スローで撮った動画を元(普通の速度)に戻す方法をお伝えします。
スロー動画は、フレーム数の多さとフレームの長さ調整が原理となっている
スロー動画は、通常の撮影よりも高速でキャプチャ(フレーム化)できる高速撮影カメラと、それを通常の再生速度で再生する技術により実現しています。
カメラは動画を撮影する際、通常は1秒間に24~30フレームの映像をキャプチャします。スローモーション撮影では、1秒間のフレーム数が数百~数千フレームになります。
再生時にスロー動画の各フレームの時間を調整すると、例えば下図のように、実際には1秒の動きが0.25秒分しか動かないスロー動画となります。(下図の解説を参照ください)
上図からも分かるように、スロー動画は通常撮影よりもフレーム数が多くなっているだけなので、フレームを間引いて再生時の時間が調整すれば元(普通の速度)に戻すことができます。
動画編集ソフトを使えば、スロー動画のフレーム数とフレームの長さを調整できる
動画編集ソフトは、映像を構成する個々のフレームを操作しています。
例えば半分の速度で再生したい場合、フレームを2つに1つ間引く or 1つのフレーム時間を短くすることで、再生速度を倍速にします。逆にスローの場合は、追加のフレームを挿入 or フレーム時間を長くします。
よって、スロー動画は動画編集ソフトを使えば元(普通の速度)に戻すことができます。
動画編集するならパソコンの方が作業性がよいです。
パソコンでスロー動画を元に戻すなら、Clipchampがお手軽
パソコンならWindowsでもMacでも利用できる動画編集ソフト『Clipchamp』(Microsoft社)が、無料でお手軽に編集できておすすめです。
次の写真のように、ソフトを立ち上げてから①~⑤のステップで完了します。
iPhoneやAndroidで撮影したスロー動画なら該当データを直接編集
スマホで撮影したスロー動画をパソコンに取り込み、Clipchampで編集する場合は、そのデータを直接編集すればよいです。(音声ファイルと動画ファイルが1つになっているから)
ここからClipchampの補足説明になります。
スマホ動画の縦横比や方向がソフトの設定画面とマッチしない場合はステップが増えます。下図のように、縦横比や回転方向の調整をしていきます。
OSMO Pocketのスロー動画は映像ファイルと音声ファイルを合成させる必要がある
OSMO Pocketでスローモーション撮影された場合は、映像ファイルと音声ファイルが生成されます。
映像ファイルはスローモーションになっていますが、音声ファイルは元の速度になっています。
映像ファイルと音声ファイルが元の速度になっている状態で、「エクスポート」すれば完了です。
スマホでスロー動画を元に戻すなら、CapCutがお手軽
スマホで撮ったスローモーション動画をスマホで元に戻す方法の紹介です。わたしは『CapCut』という無料のアプリを使っています。iPhoneもAndroidも使えます。
実際の編集画面は下の流れでおこないます。生成される動画の末尾にCapCutのロゴが入るので、別アプリでトリミングしています。
無料版はエンディングで「CapCut」のロゴが表示されますので、必要に応じてトリミングします。標準の画像・動画ビューアーのトリミング機能で十分です。
これで、スマホのスロー動画が元の速度に戻りました。
この記事ではうっかりスローモーション撮影になってしまったときの対処方法を紹介しました。
全て無料で利用できるソフト・アプリなので、インストールしておくと便利ですよ。
動画編集するにはやはり操作性がよいPCにて『Clipchamp』を使用するのがおすすめです。スマホは似たアプリはたくさんありますが、わたしはスマホでは『CapCut』がおすすめです。
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