瞬間ズーム！Powerpointで画像を必要な時だけ拡大する方法（ポップアップもどき）

ポップアップ後のサイズの画像を貼り付けたスライドを作っておきます。

関係ないスライドになるので、非表示（スライドショーで表示されない）にしておきます。

ツールバーの 挿入 ⇒ ズーム ⇒ スライドズーム を選択

該当のスライドを選択します。

すると、下図のように挿入されます。

ズーム ツールバーで画像のサイズや枠線の色・有無は調整できます。

ズームの設定も変えれます↓
・再度クリックした時に元のサイズに戻す設定（Back spaceでも戻れますが）
・指定サイズに到達するまでの時間を設定

通常モードでは使えません！

① Powerpointで新規プレゼンテーションを起動

② Alt ＋ F11 でVBAを呼び出します。

③ 標準モジュールを挿入します。

④ コードを貼り付ける ※これは画像を10倍/10分の1倍にするものです。

Sub Fig10倍() ActiveWindow.Selection.ShapeRange.ScaleWidth 3.1622, msoFalse, msoScaleFromTopLeft ActiveWindow.Selection.ShapeRange.ScaleHeight 3.1622, msoFalse, msoScaleFromTopLeft
End Sub

Sub Fig10分の1倍() ActiveWindow.Selection.ShapeRange.ScaleWidth 0.31622, msoFalse, msoScaleFromTopLeft ActiveWindow.Selection.ShapeRange.ScaleHeight 0.31622, msoFalse, msoScaleFromTopLeft
End Sub

⑤ 名前を付けて保存する。
※名前は例えば『画像拡大縮小』とし、ファイルの種類を.pptmにする。

⑥ VBAを閉じる

PowerpointはEXCELやOutlookよりマクロを使うまでの手順が多いです。
（Excel、Outlookの手法は過去に紹介しましたので比較してみてください）

EXCELはアドインの登録が簡単

Excel_VBAの知識がなくても大丈夫！マクロを簡単に作成し、すべてのファイルで使用する方法

Outlookは特に設定なしで使える

片手で食事をとりながらメールを見る：Outlook(365)で既読→次のメールへ移動するショートカット

Powerpointは下の①〜⑩の手順をこなす必要があります。

① 先ほどのpptmファイルが開いている状態で、ホーム – オプション – クイックアクセスツールバー を選択し、コマンドの選択を『マクロ』にします。

クイックアクセスツールバーのユーザー設定を『〇〇.pptmに適用』にします。

② マクロを追加する

クイックアクセスツールバーに登録されると下図の様になる。
※この段階では『画像拡大縮小.pptm』のファイル上であればマクロを使えますが、他のファイルには使えない状態です。

③ pptmファイルを上書き保存し、名前を付けて保存でppamファイルとして保存する。
※プルダウンで種類をppamにしたら保存場所は勝手に変わるので、作業フォルダ（例えばデスクトップ）に保存します。
※ppamのデフォルト保存場所は後で使うので、メモするかアドレスをコピーしておいてください。

ここからさらに難易度が上がります。

④ デスクトップに保存したppamファイルを『7-Zip』や『Lhaca』系の圧縮・解凍ファイルで開きます。

⑤ ppamの中身構成の中のuserCustomizationフォルダを開く

⑥ customUL.xmlを解凍する。7-Zipの場合は、この後ファイルの保存場所を聞いてくるので、デスクトップなどに保存する。

⑦ デスクトップに保存したcustomUL.xmlをメモ帳で開く

⑧ メモ帳を上書き保存し、デスクトップのcustomUI.xmlを元の場所（ppamの中身）に戻す。

この時、本当に追加しますか？と聞いてくるので、「はい」にする。

⑨ これでppamファイルが整ったので、アドインファイルのデフォルトフォルダに戻す

⑩ powerpointで新規プロジェクトを作成しておき、
ホーム – オプション – アドイン – 管理(A)をPowerpoint アドインにする – 設定を押す

新規追加

ppamファイルを選択

チェックが入っている事を確認し、閉じる

これですべてのファイルでマクロが使える様になりました。

画像をクリックして

マクロ発動

どどんっ