- 画像本体を装飾するテクニック
- 画像解説の文字を装飾するテクニック
- 画像の調整に便利なコマンド
- Excel限定のセルを非表示した時に画像が残らない設定
ビジネスシーンで重宝するOfficeツール(Excel、Word、PowerPoint)の画像を際立たせるテクニック4選を紹介します。
知っているだけで作成する資料に差をつける事ができますよ!
①画像本体はシャープネスと明るさを調整し、不要な部分を透明化・トリミング
手ぶれでピントがずれる・解像度が低い・暗くて見えにくい画像は『シャープネス』と『明るさ』を調整することで生まれ変わります。
シャープネスと明るさを調整するだけで見栄えが変わる
下の写真はAppleのHPからピックアップしたiPhoneの画像です。すこしぼやけています。
下図のように、シャープネスを高くして明るさを調整するだけでも全然見栄えが変わります。
シャープネスと明るさを変更は、画像を選択した状態で、図の形式 – 修整 部分で実行します。
画像の外枠をいろいろな形状でトリミングするのも手法のひとつ
トリミング機能は四角枠だけでなく、角丸の四角や三角など オートシェイプの外形に合わせて実行が可能です。
上の図のようにスポットライト風にトリミングすることもできます。
さらに枠をぼやけさせるとさらに良い場合もあります。お好みに合わせて使ってください。
極めつけは不要な背景を透明化しておくこと
自分で作った図形は簡単に背景を透明化できますが、スクリーンショット画像などは不要な背景がのこります。これを解消するのが透明色を指定コマンドで、背景を透明することです。
単色で構成された背景ならきれいに透明化ができます。
②画像の解説文は『光彩』を使ってどんな背景でも浮き上がらせることができる
画像本体の見栄えを良くしたあとは、解説する文字を目立たせます。
どんな背景でも使える文字を浮かび上がらせてくれるのが、光彩コマンドです。
光彩を使わない手はない
光彩の効果は下のとおりです。
↓光彩前の文字↓
光彩後はこうなります
設定は、文字を選択した状態で 図形の書式 – 文字の効果 – 光彩 – 光彩のオプション へ進みます。
光彩タブで、光彩の色とサイズを決めます。
下の画像を参考に、光彩のサイズを臨機応変に変更してください。
文字の色に合わせて光彩変更するとよい
赤文字には白光彩、明るめの色には黒光彩、白文字には青光彩がおすすめです。
中の色を太くしたい場合は、Ctrl+B で太字をONにするか、文字の輪郭を同色でONにします。(両方ONしても良いです)
文字の輪郭は、線の太さを変えて太字度合いが調整できます。
③画像の調整に便利なショートカットとマクロの紹介
ここからは画像を回転、拡大、縮小、移動をする場合に便利なテクニックを紹介します。
回転はAlt+矢印、拡大・縮小はShift+矢印が便利
下の表は、Officeツールと回転・拡大・縮小・移動ショートカットの一覧です。(下のリンク記事から抜粋)
図形の微調整はCtrlキー+キーボードで!Excel/PowerPoint/Word(365)まとめ
瞬時に拡大・縮小したい場合はマクロを組む
上表のとおり、デフォルトでは拡大・縮小ショートカットは±10%刻みです。自分で倍率を決めて瞬時に画像を小さく(大きく)するにはマクロを組みます。
マクロ解説は下のリンク記事で紹介しています。VBAにこのコードを記入し、クイックアクセスツールバーに登録しておきます。
【Excel】画像を瞬時に1/4倍(小さく)するマクロ!スクショを貼り付ける時に便利
Sub x10() ActiveWindow.Selection.ShapeRange.ScaleWidth 2, msoFalse, msoScaleFromTopLeft ActiveWindow.Selection.ShapeRange.ScaleHeight 2, msoFalse, msoScaleFromTopLeft
End Sub
Sub x1_10() ActiveWindow.Selection.ShapeRange.ScaleWidth 0.5, msoFalse, msoScaleFromTopLeft ActiveWindow.Selection.ShapeRange.ScaleHeight 0.5, msoFalse, msoScaleFromTopLeft
End Sub
大きく移動するには、PowerPointとWordはショットカット、Excelはマクロを組む
移動系は、一覧表の2行が該当します。
PowerPointとWordはそれぞれ、※1と※2の条件を設定しておくことで、大きく移動させることができます。
※1 ⇒ こちらを参照
※2 ⇒ こちらを参照
(※1と※2は別の記事の該当部にリンクしています)
Excelは画像をショートカットでは大きく動かせないので、マクロを組みます。コードは下のとおりです。
Sub zuwomigihe() Selection.ShapeRange.IncrementLeft 500
End Sub
Sub zuwohidarihe() Selection.ShapeRange.IncrementLeft -500
End Sub
IncrementLeft + 数字 で左にどれだけ動かすかを設定します。マクロ実行後はCtrl+Zで戻れないので、右に同じだけ動かすマクロも組んでいます。
④Excelで、ソート(フィルタリング)した時に画像が残らないようにするには
Excelのセル内に貼り付けた画像が、行列の非表示 / フィルターでソートしたときに残ってしまう問題の対処です。
この通り、せっかくキレイに並べた画像が、セルの非表示後に重なってしまいます。
解決するには、画像のプロパティを変更するだけでOKです。
これでおしゃれなExcel資料も完成しますね!
記事で書いた4つのテクニックを使えば、作成する資料の装飾幅が広がります。画像を際立たせるには、画像本体・解説文字ともにベストの装飾をしてあげるべきです。
画像は顧客を説得するための大事なものなので、ぜひマスターしてください。
記事内で紹介した関連リンク
図形の微調整はCtrlキー+キーボードで!Excel/PowerPoint/Word(365)まとめ
【Excel】画像を瞬時に1/4倍(小さく)するマクロ!スクショを貼り付ける時に便利
図形を大きく移動・小さく移動:Excel、Word、PowerPointまとめ
おまけ
Excelテク集の目次は下の通り
(下のリンクから各項目に直接アクセスできます)
時短や快適さアップのテクニックが多くあります!!
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
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